自ら殺す選んだ死、自殺現場から伝わる思い

自殺の部屋

人の死とは自由である、他人が決めることができない

わかい男性の命が終わってしまった。
ひとりで悩み、ひとりで考え、ひとりで苦しみ死んでいく・・・。

今年2018年にテレビ番組(ニュースな二人)で紹介された自殺現場のミニチュア。
MCは同じ若い男性でしたが、ミニチュアをみて想像を絶する迫力に言葉を失った。
ミニチュアのディテールではなく、その部屋の世界観からなぜ、自殺を選ばなくてはならなかったのか。

自殺は最後の「選択死」

ゴメン
そこの境地に辿り着くまで、様々な思いがあったのだろうと思う。実際に自殺を決断した人は他人が何を言っても止められるものではないし、その前にSOSは出していたがまわりは気が付かない生活を送っていると思います。

人が自殺してから、なぜ死んでしまったのだろう・・・と考えるのではなく、なぜ気付けなかったのだろう・・・。ではないだろうか。

しかし、実際には気付くのも難しい・・・。

死から学ぶ計画力

人は死んだらどうなるか
世界の動物の中で、人間をいちばん殺すのは人間である。
動物はその時生きるために殺す生態系、しかし人間は戦争で不特定多数を殺してきた。

みずから命を絶った人は、高ぶった感情ではなく冷静に死を考えている。
そして、自分が死んだらどうなるのかを想像し、旅立ちの方法を考える。

人に迷惑を掛けない死に方

準備万端の死
孤独死とは違う死に方。
孤独死は誰にも気づかれないで亡くなっているが、自殺の場合はそのあとの家族のことも考えて無くなっているケースが多い。

人間の体は細胞が死亡すれば、体液などが出てきて床を腐食してしまう。その体液が床を傷めないようにシートなどを敷いてから旅立つことは自分の死よりも、家族を思っての行動だったのかもしれません。

机の上には、最後の気持ちを綴った「遺書」
ありがとうという言葉とゴメンという言葉は本当に紙一重である。

大切にしていたモノがそこには置いてあった

大切にしていたモノ
自殺した部屋には、故人が大切にしてあったものが処分されずに置いてあることが多い。
生活品の処分はしてあるのですが、本当に自分が大切にしていたモノは処分せずに残してあるのです。

人には大切なものではないかもしれない物が、自分には大切なものとしてみなさんもあるのではないでしょうか。
そこから見える故人のこころが休まる大事なものなのかもしれませんね。

誰でも失敗はつきもの

失敗は誰でもある
就職に失敗して絶望、社会の仕組みに絶望、人間関係に絶望、それぞれの思いにはほんの少しの失敗が大きな出来事に発展してしまうのではないでしょうか。

「誰でも失敗はつきもの。」

失敗があるから成功する。人生にはつらいことがたくさんあるが、「辛いことはほんのかすりキズ」であって死んでしまってはかすりキズにはならない。

おじいさんやおばあさんが優しく教えてくれた時代がなつかしい・・・

住み慣れた自分の部屋

いままで生活して居た部屋

希望をもって大学に進学し、社会に出たとたんに自分の思っていた世界と違うことは現実を受け入れなくてはならない自分を書き換えなくてはならない大変な作業である。

働けない・・・
生活が出来なくなってくる・・・
水物しか口に入れない・・
悪いことばかりを考えてしまう・・・

自ら命の終わりを告げてしまう。

親は、「自分がもっと仕送りをしていれば死ななかった・・・」と言った。

死に方は変えられない時代から死に方を選べる時代に・・・

そこで最後
「そこで、首を吊ってしまった」

自殺願望というのは望んでいる人にとって、好奇心が沸いてくるのも一つなのではないのでしょうか。
実際に天国はよいところと思っている人が多いかもしれませんが、誰一人として天国に行って帰ってきたひとはいない。

地獄というのもつらいところと考えることが多いと思いますが、誰も見たこともない。

いま、自分が辛いから天国に行けば楽になるだろうということは確実な事ではありません。むしろ自分を戒めすぎないように保つのであれば、「死ぬこと以外はかすりキズ」と考えたほうが楽になるのではないでしょうか。

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